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- 【1分解説】株主アクティビズムとは?
株主アクティビズムとは、株主としての利益を守るために積極的に行動を取ることを指します。これは株主行動主義とも呼ばれます。この行動には、企業経営に対して色々な方法で提案を行うことで、企業価値の向上を目指すことが含まれます。このように行動する代表例がアクティビストです。彼らは「物言う株主」とも呼ばれ、一定以上の株式を保有した上で、投資先企業の経営陣に対し、書簡を送付したり、株主提案を行ったりします。しかし、時には彼らが自らの短期的な利益獲得のために行動することがあります。中長期的な企業価値向上には、彼らが障害となるものと受け取られることも少なくありません。
本来、株主アクティビズムとは、短期的な利益を追求するだけでなく、企業の長期的な価値向上を目指す行動全般を指すものです。この動きは、コーポレートガバナンスの改革を推進し、「市場による規律」を強化する上で重要な役割を担い、資本市場の強化・深化に寄与するものです。最近は責任をもって投資行動を行う観点から、一般の機関投資家も投資先企業との建設的対話等のコミュニケーションを積極的に行っていく中で、株主アクティビズムを実践する例が増加してきています。
この解説は2024年6月時点の情報に基づいたものです。
河谷 善夫
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。
- 河谷 善夫
かわたに よしお
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政策調査部 シニア研究員
専⾨分野: コーポレート・ガバナンス、金融資本市場
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